高額療養費制度見直しから考えてみる
病気になってからの保険診療に頼れなくなる時代がやってきます
医療費が高額になった患者の自己負担を一定額に抑える「高額療養費制度」をめぐり、厚生労働省は、8月から上限額を引き上げる方針を固めました。
平均的な年収の区分であるおよそ370万円から770万円では、月単位で8000円余り引き上げるとしています。引用:NHKNEWS
今とても話題にあがっている問題ですが
どうしてそうなった?
なぜそこからなの?
という疑問しかないし、改悪にも程があると感じます
医療費削減の必要があるのは理解できますが、他にやるべき事はたくさんあります
やるのであれば、命の危険に晒されているわけではない軽症の患者さんの医療費から手をつけるべきでしょう
私個人としても、いち整体師としても、以前から柔道整復師の療養費をどうにかしてほしいと切に願っていたのですが
いきなり最重症ともいえるような、命の危険がある患者さんを守っている制度から見直しとは・・・
完全に「お金がない人は死ね」という事です
何千億円かの削減が必要なら、柔道整復師の療養費の見直しだけで事足りるのですから
国はいつもお金の話ばかり
その先にある国民の生活には関心がない
国民が安心して暮らせるための国政では全くない
こうなるともうお金の話ではない
こちら側からすると命の話なんです
これにはもう反対しかなく、話にならないです
意味がわかりませんよ、石破さん
それでなくとも最近の『直美(ちょくび)』問題
医学部を卒業後、初期研修が終わってすぐ美容外科に進む医師の事を指す言葉なのですが
そのせいで医師不足が深刻な状況です
病気になって病院を受診しても
お医者さんが足りずに満足な医療を提供できない
さらに大きな病気になっても
今度はお金がなくて満足な医療を受ける事ができない
医者が足りない
そして患者はお金が足りない
これは総じて、冒頭に太字で記した
『病気になってからの保険診療に頼れなくなる時代がくる』
の始まりでもあります
日本もまた、アメリカのように診察を受ける前に
「Rich or Poor?」
と確認が入るようになるかもしれません
現在健康な人も、大金持ちでない限りは自分には関係ないと思わずに
逆に健康な人こそ、今すぐこのヤバさに気づいてほしいのです
日本の医療保険がとんでもなく素晴らしい制度だったがために
その恩恵を受けてきた名残が捨てきれないかもしれませんが
『病気になってから治療をする』ではもう遅い時代になりました
医者も足りないうえにめちゃくちゃお金がかかるのであれば
これからは病気にならない事が最重要課題となります
人間の身体には本来、自然治癒力が備わっています
身体の機能が衰えると、免疫力が低下する事で後天的な疾患が始まります
自分の遺伝的(体質的)な要因はどうする事もできないので
それを把握したうえで!
介入できる部分を強化する
予防医療です
後悔は先に絶ちません
自分の健康は自分で守る
今一度、ご自身の健康に関してしっかり考えてみる機会となりましたら幸いです
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